2001-03-07 第151回国会 参議院 予算委員会 第5号
このときに、日商岩井の当時副社長だった海部八郎氏の書いたものではないかという海部メモというのが随分問題になったんです。これは本当に海部八郎氏が書いたものなのかどうなのか。 当時、これは衆議院予算委員会で筆跡鑑定をやっているんです。三人の鑑定士に依頼をして、そして筆跡鑑定をやり、これが間違いないという鑑定結果も出ているんです。
このときに、日商岩井の当時副社長だった海部八郎氏の書いたものではないかという海部メモというのが随分問題になったんです。これは本当に海部八郎氏が書いたものなのかどうなのか。 当時、これは衆議院予算委員会で筆跡鑑定をやっているんです。三人の鑑定士に依頼をして、そして筆跡鑑定をやり、これが間違いないという鑑定結果も出ているんです。
○竹下内閣総理大臣 海部メモというものを正確に読み上げまして、今の最終的な表現等を私も読ませていただきましたが、その最終的な表現については、人様の言葉でございますからどうこう言うべきではないというふうに思っております。
海部メモ全体の中では事実の部分もあるし、そうでない部分もあるが、四機の輸入については事実として判決でも認定をされているんですが、どうですか。
○矢田部理君 局長、法務省の捜査報告は、巧妙に、ただ岸氏に陳情しただけだ、あとは全部うそだみたいな話になっているけれども、実際は、岸氏としては海部メモの中で、いまの指摘をした完成機四機輸入の確認と、ファントムの次期戦闘機としての採用へのできるだけの協力と、それからライセンス生産折半には異存がないと、三点を確認しているんですね。
○矢田部理君 法務省に伺いますが、海部メモに関連いたしまして、六五年の七月二十日過ぎに岸・フォーサイス会談があったわけでありますが、したがって、そのときの模様を中心に海部メモは作成されているわけでありますが、ここの中の記載で、フォーサイス氏らからファントムの売り込みについて陳情を受けた、それは従来から明らかになっているわけでありますが、同時に、陳情を受けただけではなしに、そこで次期戦闘機について岸前総理
、第一回公判における認否で被告人三名はおおむね公訴事実を認める供述をいたしまして、検察官の取り調べ請求をした証拠もほとんど弁護側の同意が得られ、公判は速やかに進行いたしまして、私文書偽造、同行使に関連するダグラス社から日商岩井に支払われたRF4Eについての特別手数料約二百三十八万ドルの経理処理の背景事情、日商岩井の松野頼三氏に対する約五億円の金員の支払い状況、また、議院証言法違反に関連しいわゆる海部メモ
そういう意味でこういうものが、かって海部メモを私取り上げて、大分おしかりもいただいたこともありますけれども、この間来私が追及をいたして、質問をいたしておりますものとも絡みまして、これはお調べをいただかなければならぬ、私はこういうふうに考えておりますので、その点を指摘をして、たとえば真実でないとした場合、だれかほかで書いた者があったとした場合でも、海部メモじゃありませんが、こういうものが幾つかのルート
ただ、この関係につきましては、中村長芳氏の検察官調書が海部メモとの関係で公判に出ておるということを申し添えておきたいと思います。
この主張がいかに正しかったかは、その後、松野頼三元防衛庁長官が日商岩井から五億円にも上る巨額の賄賂を受領していたこと、また今国会での審議で、岸信介元総理大臣がマクダネル・ダグラス社のフォーサイス副社長と二度にわたって会談し、いわゆる海部メモに記載する請託を受け、岸事務所が多額の金を受領していた事実が明らかになったことによって、疑問の余地なぐ証明されたと言わなければなりません。
児玉誉士夫が海部メモの存在を知って、有森にそのメモを持ってきてほしいと言いました。有森は、この怪文書の人事工作事件は自分だけの判断でなく、海部八郎の了解のもとに行われたにもかかわらず、刑事事件になったら自分だけが悪者にされたことに腹を立てて、それが主な原因で日商岩井をやめました。そこで海部に恨みを抱き、海部八郎氏を失脚させるために何とか利用できないかと思っていたので、児玉邸へ行った。
四十二年三月にはいよいよ第一海部メモに書いてある四機の輸入も防衛庁が決めた。三月十三日には国防会議で新機種の選定も決まった。こういう重大なときにまたロサンゼルスのアンバサダー・ホテルで会っている。それから間もなくして松野氏に対する五億円の支払いが始まっておるのです。これがいかなる内容であったかを解明しないでダグラス、グラマン事件の解明なんかないじゃないですか。
われわれの予算委員会の審議では、海部メモは海部氏が実際に書いたものである、マークホプキンス・ホテルで昭和四十年七月二十三日に岸信介氏とダグラス社のフォーサイス副社長がおったのは事実だが、あの中に書かれてあるようなことはなかった、単にF4ファントムの性能の説明を受け、そして若干の陳情を受けただけだというようになっておりますが、それは事実に反するということがここに書いてあります。
一つは、ドレスナー銀行の口座に金が送られているこの海部メモの一つにかかわる部分なんですけれども、中村長芳氏がローデシア鉄道関連の輸出承認の件で政府工作を行った謝礼として一千万円を要求した、こういうことになっておる。しかし、なぜ福田、松野両氏の名をかたるというようなことがここで中村氏の側からされなければならなかったのか、この辺の事情は全くわからない。
○安田(純)委員 しかし、一つ一つのいままで公判で明らかになった調書あるいは冒陳、それからこの第三海部メモ、いろいろなものをずっと一連の時間づけで見てみますと、これは人事工作が先ほど申し上げましたように中間においてあったと考える方が合理的ではなかろうか。
○安田(純)委員 そうしますと、この有森調書の内容が正しいとすれば、日商は四十年ごろ人事工作をやろうとしており、また衆議院の法務委員会で五月二十九日に伊藤刑事局長が四十二年夏ごろのものと見られる第三海部メモ、いわゆる第三海部メモですね、それでは「防衛庁最高幹部人事更迭運動遂に成功し海原氏は防衛庁を出て」間は抜かしますけれども、「伊藤忠派課長級に到る迄移動され、ファントムに対する人事はこれにて出来上りました
私たち社会党や野党各党は、すでに前国会においても今国会においても、航空機疑惑の真相究明のためには、松野頼三氏が国会で行った証言は明らかに偽証であり、法的措置を講ずる必要があること、また、今回の航空機疑惑の当事者である海部八郎が記した幾つものいわゆる海部メモに常連のように登場する岸信介氏に国会において証人として証言を求めることが不可欠として、関係委員会にその手続を求めてきたところであります。
海部メモについて一点お伺いをいたしますが、先ほど海部メモをなぜ、何のために書いたかというお尋ねに対して、あなたは送金の依頼だと簡単におっしゃいました。
○大内委員 時間が参りましたので、最後に一言だけお伺いをしておきますが、先ほど来海部メモにつきましていろいろな御議論がございました。その海部メモの中で、一部に虚偽の事実、記載があったということについても、法務省当局、検察当局がこれを指摘し、先ほど来の証言で海部氏もそれを認められました。
○渋沢委員 大変残念ですが時間がありませんので先に進めさせていただきますが、海部メモの三枚目、新海部メモというのは、実にメモが多いので驚くのですけれども、五月二十五日、これは伊藤局長が参議院の航特でおっしゃっていること、この新海部メモは海部の書いたものとわかっている、しかし海部の書いたものにははったりとデモンストレーションに満ちたものがあり、知っている政治家の名前を挙げてみたりすることがある、記載内容
○正森委員 報告書の九ページに「海部メモに関連する福田赳夫氏の氏名不詳者に対する告訴事件については、なお捜査を尽すべき事項が若干残っており、その処理には多少の日時を要する見込みである。」こう述べられておりますが、海部メモについてはほぼ捜査を尽くされたと思うのですが、なお捜査を尽くすべき若干の事項というのはおおよそどういうことなのでしょうか、お答えください。
○横路委員 しかし、四十年の七月にはもうすでに先ほど来の海部メモが出てくるわけですね。そして海部メモについては皆さん方捜査をされておるわけです。それから防衛庁のいろいろな人事についても海部メモという形で出てきていますから、その辺のところは、皆さん方四十年、四十一年について捜査していないはずはないと思うのですね。
○稲葉(誠)委員 いやいや、巷間出回っておるという意味じゃなくて、検察庁の方に押収になっておるものの中に、海部メモというのはこのほかにもあるのですか、こう聞いておるわけです。
○伊藤(榮)政府委員 お断りしておきますが、第三の海部メモというのは、検察庁で押収しておるものではございません。したがって、正確な言い方にならないかもしれませんが、検察庁で知っておる海部メモというのも何種類かあると思います。
海部メモの、今回の件に関し松野氏には多少あいさつしたいと思うというのは、そこで生きてきておる、こういうふうにだんだん話がわかってまいりました。私は、そういうふうに理解をいたします。 いわゆる海部メモというのは、メモを書くのが非常に多いとあなたは言われましたけれども、このほかにも海部メモというのがあるのですか、たくさん。
そこで刑事局長にお伺いいたしますけれども、新海部メモにつきまして、二十五日の参議院の航特委で、記載内容をすべて事実と判断するのはどんなものか、しかし、海部がメモに書いたような考えを持っていたことを信じざるを得ない、政治家にそういう力があると信じてアクションを起こしていたとも思う、こういうふうな御答弁をなさっていらしゃいますけれども、この新海部メモのうち、「これは松野頼三、岸先生、増田、田中六助の合作劇
○国務大臣(田中六助君) あなたはまあ国政調査権というものの立場からいろんなことを聞くんでしょうが、まず海部メモのことから申しますが、あなたもほとんど海部が書いたというふうに、ほとんどという言葉をつけていますね。いまつけましたよ、あなたはほとんどと。ほとんどと全部——海部メモというのはどういうことになるんですか。
海部が第三海部メモと言われますものを書きましたときに、彼特有のはったりをかませておるわけでございます。そのはったりに当たる部分は、「松野」という方のお名前以外の名前、これは海部が勝手にはったりとしてて書いたものというふうに認めております。
○矢田部理君 第二の海部メモといわれるものに関連して伺っておきたいと思いますが、ここに二つの口座番号が書かれておりますが、この口座は現に存在したのでしょうか。存在したとすればだれのものか、その口座に対してはこの海部メモに記載されているような金額が日商から支出をされ、かつ振り込まれているのかどうか、その辺はいかがでしょう。
○矢田部理君 この海部メモ、オリンピック用せんの海部メモでありますが、これによりますと、イニシエーションフィーとして二万ドル岸氏に支払いましたという部分がございます。この二万ドルは岸氏には支払われていないということでしょうか。岸氏には支払われていないけれども、日商岩井としては支出はしたのでしょうか。岸氏に払われていないとすればどこに行ったんでしょうか。
○矢田部理君 次の質問に入りますが、海部メモについて伺います。 六五年の七月二十三日午前中サンフランシスコのホテルで岸・フォーサイス会談があったというふうに言われておりますが、事実でしょうか。あったとすれば、その中で、海部メモによりますと、日商社員一名が参加をしているということになっておりますが、それはどなたでしょうか、会談の内容をも含めて、説明をいただきたいと思います。
海部八郎の自作と断定された二枚の海部メモと同一人物によって書かれたものとの結果を得た。その根拠は、防、海、機、話などの漢字の崩し方が独特で、同一の特色を持っていること。ました、に、などのひらがなの筆跡が、酷似でなくて極似している。字のつなぎ方が同一であること。願ひました、などと願ひになっているわけでありますが、旧かな遣いを使っていることなどである。
有森國雄、全日空——航空の課長代理の有森ですが、その有森君がその後海部八郎と衝突をいたしまして、これは御存じか、衝突をいたしまして、日商岩井を退社するときに、私がいま申し上げました資料、それから海部メモ、一切の資料を持って持ち込んできた。
○加地委員 海部八郎氏のメモというものが巷間二種類出ておりますけれども、そのほかに第三の海部メモとか第四の海部メモとかと言われるもので、これは新聞にも発表されていたんでございますが、昭和四十二年の一月十二日付で、海部八郎から岸事務所のどなたかにあてた手紙形式なんでございますが、そこには「牟田空将が空幕長に座ったのは先生や松野先生の多大な御努力によるものでこの人事は、次期戦闘機の決定に結びつけるものだと
○伊藤(榮)政府委員 海部メモについて全く関知していないという海部氏の証言が偽証に問われておるわけでございます。 そのほかに、福田赳夫氏からの名誉棄損の告訴がございまして、この福田氏の名誉棄損の告訴の内容は、もう一枚の海部メモに関するものでございますけれども、二枚一緒に出回っておりますから、ある程度その内容の真実性を確認せざるを得ないわけであります。
海部メモに記載されておる名前の方については、事情聴取をされるなりあるいはそれにかわる方法をとられて、海部メモの真偽ということについてお調べになった、これはあたりまえのことですが、そういうふうなことならばお答え願えるのじゃないでしょうか。
○伊藤(榮)政府委員 国会から告発のありました海部氏の偽証の関係に関連しまして、海部メモの問題があるわけですが、その海部メモには岸前総理というはっきりした記載がございます。そういうことからいたしますと、頭から調べる必要がないというふうに片づけてしまう人ではない、こういうことでございます。
次に、岸君については、いわゆる海部メモに関し、その真偽のほどを明らかにするため、同君の証言を求める必要があります。特に、グラマン社元社長チータム氏の発言、衆参両予算委員会における有森國雄証人の証言にも同君の名前が出され、さらに同君の元秘書川部美智雄氏については、本委員会及び両予算委員会において証人として出頭の要求を受けながら、病気との理由でいまだ喚問は実現しておりません。
これも少しひっかかるわけなんですけれども、刑事局長は、海部メモと関連して、岸信介氏の事情聴取は対象外であるような示唆があったわけでございますけれども、これについて、その真意はどの辺にあったか、お答えいただきたいと思います。
○伊藤(榮)政府委員 いまの海部メモに関しまして、そこに出ております岸という方のことについて先ほど申し上げましたけれども、中村長芳氏につきまして、この方は調べますとか調べましたとか調べませんとか、ここで申し上げるわけにいきませんけれども、全く関心の外に置いてよろしいという人ではなかろうと思います。
なお、海部氏の偽証の勾留事実になっておりますのは、海部メモの点と二百三十八万ドルの点ですけれども、私の見るところ、両方の問題は全く別の問題であって、海部メモと二百三十八万ドルが関連を持つというふうには考えておりません。
○横山委員 その中で、名前を挙げて恐縮でございますが、海部メモに出てまいります人々、福田さんあるいは岸信介さん、三菱重工等の調査は、事情聴取は終わっているのですか、いないのですか。
○伊藤(榮)政府委員 特定のケースについて、どういう方を調べ、あるいは調べないかということはお答えいたしかねるわけでございますが、概略の感触を申し上げますと、海部メモの記載内容につきましては、若干事実と異なる記載がなされておる、ただし、それが海部氏の手になるものであるというような点が次第に解明されております。